ムラタぐです。
アメリカズカップのレース艇開発の研究室進学と
強豪三洋電機ラグビー部入部。
どちらにするか決断の羅針盤になったのでは
高校時代に決めた
①好きなことを仕事にして
②食べていくことができて
③人から喜んでもらえる仕事をしよう。
という人生の決意でした。
大学4年生の私には、
ラグビーが、一生仕事にするほど好きなものか確信がもてませんでした。
ラグビーで、食べていき、人から喜んでもらうにはどうすればいいか
当時の私の経験とアイディアでは、イメージできませんでした。
人生をかけて仕事にすること
好きなことって何だろう?
その答えがでるまで、
社会にでる前に猛勉強してみよう。
目の前にあるアメリカズカップの技術の仕事を
一生懸命やったらきっと答えがみつかるはずだ!
と思って三洋電機ラグビー部からのオファーは
丁重にお断りして大学院進学を決意したのでした。
私が担当したのは、
数値流体力学シミュレーション、設計のための予備計算
模型実験、レース艇の電機関係メンテナンス、実船実験、データ分析などでした。
どれも経験もなくて知識もない仕事でしたが
若いというのは、特権です。
最初は、わからなくてもできなくて当たり前です。
でもすぐに猛勉強して「わかること」「できること」を
増やしていきました。
世界一速い船を造る。
世界一美しいアメリカズカップにシャンパンをいれて仲間と乾杯する!
美しいビジョン実現のために、
本当に妥協のない泥臭い努力をしました。
実験水槽と研究室をを往復し
海と分析データと格闘した厳しくも楽しい2年間でした。
(つづく)
今日も皆様に感謝。
心をこめてありがとう。