2007.10.31

あふれる夢は無限タグ!鳥取西高校文化祭で講演しタグ!その4

ムラタぐです。

当時神戸製鋼と毎年優勝争いをしていた強豪で有名チーム
の三洋電機ラグビー部からスカウトして頂いてとても嬉しかったのです。
ラグビー選手としてこれほど嬉しいことはありません。
男子の本懐です。

「やったろうか!」と本気で悩みました。

でももうすでに、大学4年の秋だったので、
大学院に進学することが決まっていたんですね。
大学院進学をやめて社会人ラグビー選手になるか
悩みました。

進学先は、
アメリカズカップという世界最高のヨットレースに
出場するヨットを設計する研究室でした。
こちらもとても魅力的でした。

進学先に迷っていた大学4年の春、
大学の生協で、ふと見つけた本「アメリカズカップのテクノロジー」
とう本を読んで、著者の東大教授の宮田先生にメールしました。

「私はラグビー4年間頑張ってきました。
乗り物や技術は子供のころから大好きです。
ラグビーを引退したら、こんなプロジェクトに挑戦して自分を磨きたい。
ぜひ先生の研究室で勉強させてください」

「では、まず会いましょう。」と返事がきました。

すぐ会いに行って話してみたら

「君は、ご飯をたくさん食べそうだし、体力ありそうだから、
 ウチの戦力になりそうだね。大学院に合格したらウチに来なさい」

と言っていただきました。
私は、早稲田で仮面浪人して大学の勉強を先に予習していた
貯金があったので大学の成績は結構よかったのです。

推薦入学で大学院は合格できたのでスムーズに
アメリカズカップの研究室への進学が決まりました。

意地をはって積み重ねておいた努力。
一冊の本、一通のメール。

すべてがつながって、
こうやって人生は開けていくのだなと感じました。

こういう経緯で決まった
アメリカズカップのレース艇開発の研究室進学と
強豪三洋電機ラグビー部からのオファー。

どちらもとても魅力的でした。

人生の岐路にたって私は悩みました。

(つづく)

今日も皆様に感謝。
心をこめてありがとう。