2008.5.17

「ゆるす」ということ FORGIVE

チームワークエンジニアのムラタぐです。

ゆるすということ―もう、過去にはとらわれない
ジェラルド・G. ジャンポルスキー
book_.jpg

という本を読みました。

詳しくは書きませんが
最近、私は、ある深刻な失敗をやっちまいました。

それを相手から許してもらうには、どうしたらいいのか?
そして、その失敗を犯した自分を自分で許すためには
どうすればいいのか?

救いのように、この本が私の目の前に現れました。

(下記、「ゆるすということ」から引用))

ゆるしは自由と幸せと希望をもたらすもの
ゆるすのに 早すぎることはない 遅すぎることもない

ゆるすことは、その人の行動に同意することでも、
人を傷つける行動を肯定するのでもない

ゆるしの目的は他人を変えることではなく、
自分の心のなかでせめぎ合う否定的な思いを変えること。

裁くのをやめる。それだけで、幸せになれる。

ゆるさないと過去の出来事にいつまでも縛られる。
ゆるしは、どうしようもない過去を変えたいという
思い込みや願望からも、自由にしてくれます。

ゆるせば、つらい過去から自由になれる。

ゆるすにはどれだけの時間が必要だろうか?
それはあなたの価値観しだい

絶対に無理だと信じるなら 絶対に起こらない
半年かかると信じるなら 半年かかる
一秒ですむと信じるなら 一秒ですむ

ゆるすとは、1度や2度ではなくゆるしつづけること。

ゆるすことは幸せになるための処方箋
ゆるさないことは苦しむための処方箋

(以上引用終わり)

うーん。深いです。

「ゆるす」ということは、自分への癒しなんですね。

過去を変えることはできません。

それを「ゆるさない」でいると
変えられない現状にイライラして、
頭痛になったり、肩こりになったりと
自分の体に反射して自分の体調が
崩れてしまうこともあるそうです。

この本を読んだ後に、私が決めたことは、

「ゆるしてくれない」相手にゆるしてもらうために、
「ゆるしてくれない」相手のことを先に自分が「ゆるす」
ということでした。

「なぜゆるしてくれないの?」と
相手を責めるのは完全に逆効果です。

ミラーの法則です。
相手に与えた影響は自分に戻ってきます。

相手にとって「ゆるせない」ことをしたのは
私なのでその私が相手を「ゆるす」というのは
語弊があります。

日本語で「ゆるす」という言葉は、
皆様にも違和感があるかもしれません。
それより、英語のFORGIVEがぴったりです。

私がやろうと決めた「ゆるす」とは、
「先に(FOR)与える(GIVE)」です。

相手より先に相手を100%受け容れること。
相手より先に相手に100%の敬意を表すこと。
相手より先に相手に100%傾聴すること
相手より先に相手に100%感謝するのが
FORGIVEです。

しかしながら、
どんなことが起きても、どんなにひどい状況でも
相手より先にFORGIVEするのはとても難しいです。

理屈ではありませんでした。

しいて言えば「愛」でしょうか?
すべての生きとし生ける者への愛
相手への「愛」、自分の人生への「愛」によって
FORGIVEすると決意しました。

そこまでの理解が腹に落ちて
心から実行したら、状況は好転して
ゆるしてもらえました。完全に感謝です。

「ゆるし=FORGIVE」とは「愛」なんですね。

当社のチームワーク研修で最も大切にしている
キーワードの6つあります。
そのひとつに「寛容」という言葉があります。

「寛容」について教える研修講師として
「寛容」についてさらに深く学ぶことができました。

心をこめてありがとう。
今日も皆様に感謝。