2011.10.3

宮古でラグビークリニック

ムラタぐです。

8月11日~12日に岩手県宮古地区へ行ってきました。

宮古高校、宮古工業高校、宮古ラグビースクールへ
4月23日の東大ラグビー部主催チャリティイベント の募金を
手渡すことが目的でしたが、
併せて、ラグビークリニックと称して短時間の指導を行ってきました。
宮古高校ラグビーグラウンドに
小学生から高校3年生まで総勢約80人の子供達と先生方が集まってくれました。

宮古高校は、
三洋電気ラグビー部時代のチームメイト山内智一君 の母校です。
彼につないでもらって、今回の訪問が実現しました。
ヤマ、ありがとう!

宮古高校はグラウンドが河川敷にあるのですが、
川を上ってきた津波にHポールをはじめ
練習用具すべてが流されてしまったそうです。

宮古工業高校は学校自体が浸水、ラグビーどころか校舎が使えず
近隣の学校に分散して授業を受けているという状況。

宮古ラグビースクールも
しばらく活動ができていなかったそうです。

そんな中、わざわざ時間を作って集まってくれて
ほんとうにありがたかったです。
ありがとう!

たいへんな経験をして、
今も復興に向けて日々力強くがんばっている宮古の皆さんへ
私ができることはなんだろう?
と悩みましたが、やっぱりラグビーで元気を伝えたい!と
心を込めてみんなでラグビーをやりました。


マネージャーさんも一緒に友達握手!



みんな一生懸命臨んでくれました。ありがとう!

また、同志である研修講師の泉さん からのご縁で
前日に宮古ヤクルト販売株式会社様を前日に訪問しました。
「宮古の復興活動の一つとして、ぜひ応援したい」
と、ラグビークリニック当日の、
スポーツドリンクとお水のご提供をいただきました。
ありがとうございました!!!


宮古高校の金丸先生、宮古ヤクルトの皆さん、
わざわざ米沢から駆け付けてくれた同志の武ちゃんと。
ありがとう!

宮古で会った方が仰っていました。

「橋の上からラグビーのグラウンドが見えるんですよ。
あー、今日はグラウンドが整備されたなとか
ポールが立ったなーとか、
元気に練習してるなーとか。それが楽しみ」

子どもたちの笑顔や元気にがんばる姿は
大人の元気と勇気の源になるのだなー。
子どもたちがラグビーをがんばることが
まわりの大人たちの元気に繋がるのだなー。

あらためて、強く感じました。

今回は短時間の訪問でしたが
宮古の人々の元気な姿に逆に元気をいただきました。
そして、宮古の人々のたくましさに頭が下がりました。

人間って強いなあ。

だけど、辛くて寂しい現実もあります。
ぽつりぽつりと話してくださる言葉に、命の切なさに、
胸が締め付けられました。

わずかなつながりでも繋がっていくこと、直接会うこと、話を聴くこと、
共に考えること、忘れないこと、それを伝えること…
そういうことが、現地の方々の元気に繋がるのではないかな。

なんとか自分のできる事で力になりたい。
強く思いました。

One for all, all for oneっていい言葉だなあ。
ラグビーボールのように心をこめて命をつないで強く生きたい。

今日もみなさまに感謝!