ムラタぐです。
4月23日(土)の東大ラグビー部のチャリティイベント
「がんばろう!日本
ラグビーが日本の男を育てる
Rugby will refresh the world.」
おかげさまで無事終了いたしました。
このチャリティイベントは、
3月11日の東日本大震災前は
東大ラグビー部の90周年記念イベントとして
準備してきたものでした。
当初は、
東大ラグビー部の90周年の歴史に感謝して
東大ラグビー部とラグビーの魅力を
参加者の皆さんに存分に伝えたい。
という想いがありました。
「やっぱりラグビーっていいなあ」
「東大ラグビー部ってかっこいいなあ」
と感じてもらいたい。そう思っていました。
3月11日の震災を受けて、
イベントを開催するかどうか、被災地へなにか支援ができないか、など
実行委員会で何度も何度も話し合いました。
ラグビーの魅力を感じて、みんなが笑顔で元気になる。
その笑顔と元気が、日本を元気にしていく。
その笑顔と元気が
被災地の人たちに伝わっていく。
そう願って、チャリティイベントとして開催することに決めました。
そんな経緯で当日を迎えました。
以下、遅ればせながら、写真でレポートします。
まずは、
東大ラグビー部の歴史を感じるオープニングビデオを上映しました。
ひどく緊張してますね。
はじめに、東日本大震災で亡くなられた方々、
被災地で厳しい生活を耐えて頑張っていらっしゃる方々に
想いを寄せて黙祷をしました。
東大ラグビー部の輩出した「日本の男」として
もっとも甚大な被害を受けた被災地の一つ宮城県で
治安維持の任務にあたる
宮城警本部長の竹内直人先輩をご紹介させていただきました。
竹内先輩をはじめ
警察、消防、自衛隊、自治体、民間で
ラグビーのように体を張って、
被災地で困っている人たちを援ける仕事をしている
「日本の男」がいます。
心から感謝し、心から応援します!
続いて、
被災地である福島県南相馬市出身の歌手
渡瀬あつ子さんに、
ラグビー応援歌「楕円桜」 を歌っていただきました。
続いて日本商工会議所会頭、元東芝社長の
岡村正先輩の基調講演です。
東大ラグビー部で培った考え方、精神がいかに
その後の人生、東芝の経営に役だったかをお話いただきました。
私は、岡村さんの言葉の端々から
ラグビーと東大ラグビー部への愛情を感じて
とてもうれしかったです。
ゲストのおひとり、
本郷谷健次先輩(千葉県松戸市市長)です。
今こそラグビーの精神を!と
熱く、そして面白く語っていただきました。
スポーツライターの藤島大さん(早稲田大学ラグビー部OB)
「人類のために、東大ラグビー部がんばれ!」
とエールを頂きました。
さらに、長澤重俊先輩(株式会社はくばく社長)です。
プロップとしてスクラムを支えた経験が
経営者として現場の社員を想いやることに
つながっているそうです。
早稲田の大監督である大西鐡之祐さんが、
現役時代に東大ラグビー部に負けた経験から
「だから、勝負において相手をなめてはいけない。
油断してはいけない」
と口をすっぱくして訓戒しておられたというエピソードが
藤島さんから紹介されました。
その後、私が
「日本ラグビーの父とも言える
大西鐡之祐さんに苦汁をなめさせて
勝負の厳しさを教えたのは東大ラグビー部なんですね!」
と関心していたら、会場の大OBの方から
「村田くんは、間違っている。
日本ラグビーの父は、東大ラグビー部を創立して
日本ラグビー協会の設立に尽力した香山先輩だ。
香山先輩と秩父宮殿下の友情で秩父宮ラグビー場ができたんだよ」
と鋭くご指摘いただきました。
「間違って申し訳ありません。
教えてくださってありがとうございます。
秩父宮ラグビー場の誕生秘話感動しました。
しかしながら、
私が間違ったおかげて会場の皆さんも
東大ラグビー部の大先輩の知られざる功績を
知ることができましたね!
ありがとうございました。」
私が応じる場面もありました。
東大ラグビー部ってほんとうにすごい歴史があるんだなと
OBとしての勉強不足を恥じつつも、
改めて感銘を受けました。
パネルディスカッションの最後に、
被災地の釜石のラグビーチーム
釜石シーウェイブスを事務局長として支える
「日本の男」増田久士先輩と
筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患いながら
被災地に「気持ちパック」を贈った「日本の男」
倉田真先輩の遺志も紹介しました。
「小さい子どもたちに甘いお菓子を。
育ち盛りの男の子にハンバーグを。
女子高生にポテチとオレオを。
お兄ちゃんにとんこつラーメンを。
お父ちゃんにフカヒレスープを。
お嬢様と奥さまにビーフシチューを。
おじいちゃんとおばあちゃんに羊かんを。
おいしいものを食べてもらって、少しでも元気になって欲しい!」
気持ちパックについては
倉田真先輩のブログをご覧ください
http://navyblue-weekly.at.webry.info/
倉田先輩は、私の3つ上の先輩です。
気持ちパックを被災地に贈った直後の
4月16日に他界されました。
会場には、高校生や東大生、
国士舘大学ラグビー部の皆さんなど、若者がたくさんいました。
どうか、倉田さんのように
自らの身は顧みず、
困っている人がいたら真っ先に援けるような
立派な「日本の男」に育ってほしい。
もし指導者になったり親になったり
人を育てるような人になったら、
倉田さんのような「日本の男」を育てて欲しい
と伝えました。
倉田さんの想いと遺志を代弁していたら
涙が出てしまいました。
午前の部の最後は、
東大ラグビー部落合主将のリードで部歌を歌いました。
その前の落合主将のスピーチは
「さすが、東大ラグビー部!」
と会場の方からもお褒めいただいた、堂々たるものでした。
午後の部の
「タグラグビーで感じる日本の心」
はあいにくの雨。
最初は室内で始めました。
午前中は緊張しましたが、この段階になると
私はいつもの「ムラタぐ」全開です。
高校生の女子マネージャーをモデルにして
「人という字は支えあってできている」
という説明をするムラタぐ。
私の友人のたくさんのトップリーガーが応援に来てくれました。
どうもありがとう!
NECグリーンロケッツ
浅野良太選手と網野コーチ!ありがとう!
リコーブラックラムズ
子供に大人気の田沼さん!ありがとう!
私が三洋電機ラグビー部(現パナソニックワイルドナイツ)に
所属していたころの盟友の3人組!
パナソニックワイルドナイツ
の新しいユニフォームで、登場してくれました。
大人も子供も高校生も大学生もトップリーガーと混じって
一緒にラグビーのパスの練習をしました。
東大応援部も駆けつけてくれました。
がんばろう!日本!
フレーフレー日本!フレーフレー東大ラグビー部
こんなに人を真剣に応援できる
東大生がたくさんいるって素敵だなと思いました。
ありがとう。
トップリーガーの皆さんが、
会場のみなさんに元気が出るように
たくさんのプレゼント持ってきてくれました。
日本代表の貴重なジャージをプレゼントしてくれた浅野選手。
GETしたちびっこを肩車!ありがとう!
そんなこんなで楽しくウォーミングアップをしたり
プレゼント大会をやっていたら
空が晴れてきました!
みんなの意見を聞いたら、
「ちょっとぐらい濡れてもいいから外に出たい!」
と、全員一致したので、グラウンドに出ました!
やっぱり、外は気持ちいい!
相馬選手とガチでタグとりゲームで勝負する大学生。
「たのしかっタグーーーーー!」
私この瞬間、人生最高に気持ち良くて、幸せでした!
当日の様子は、ラグビーマガジンが運営するサイト
「ラグビーリパブリック」
と
国士舘大学ラグビー部コーチ古田仁志さんのブログ
でご紹介いただきました。
写真を多数転載させていただきました。
どうもありがとうございました!
ご来場いただいた皆さん
応援してくださった皆さん
ゲストとして協力してださった皆さん
ご協力くださった支援企業の皆さん
東大ラグビー部の現役・OB・OGの皆さん
ラグビーが育てた「日本の男」の皆さん
半年間準備を共にした実行委員会の皆さん
皆さんのおかげで
今回の東大ラグビー部チャリティイベント
「がんばろう!日本
ラグビーが日本の男を育てる
Rugby will refresh the world.」
は、私の生涯の記憶に残る最高にハッピーな一日になりました。
みんなの笑顔に囲まれて
本当に幸せでした!
心をこめて、どうもありがとうございましタグ!
被災地へは、復興には、
これからも長い時間と息の長い支援が必要です。
これからも私たち東大ラグビー部として、
スマイルワークスとして、
そして村田祐造として、
できることを続けていきます。
がんばろう!日本
今日も皆様に感謝!